グラホ芦屋店が誕生したばかりの頃の看板商品といえば、ローストナッツとデリのローストビーフ。そしてもう一つ、一番の売れ筋が本品でした。「グラホらしい餃子とは？」を考えて、「毎日食べたくなる」「家庭で簡単に料理できる」をコンセプトに開発。簡単に羽根が作れて、誰が焼いても失敗しにくいように粉の配合を何度もやり直したり、皮を極力薄くして火の通りを早めたり、水餃子としても食べられるようにしたり……試作を重ねた末に完成しました。もちろん、添加物は不使用。臭いが気になる方のために、にんにくも抜いています。お子様やお年を召した方にも食べやすい一口サイズで、今では幅広い年代に人気の商品に成長しました。

「ミスター・ギョーザ」といえば、京都では知る人ぞ知る餃子の名店。おいしい餃子は世にたくさんありますが、最終的にはここに戻りたくなる。そんな餃子です。くせになる味わいの秘密は、原料の野菜選びとタネの寝かせ時間です。現店主の秋山さんは、もともと青果市場で働いていた野菜のプロ。長年培った目利き力をフル活用して味ののった国産野菜を仕入れ、刻み方にもこだわっています。肉のうまみと野菜、調味料がなじむまで、じっくりと寝かせたタネをもっちもちの特製薄皮に包んだら、一番おいしい状態を急速冷凍してお届けします。ぜひ酢醤油にラー油をたらした王道のつけダレで召し上がれ。にんにくオリーブオイルに塩を加えた変わりダレもおすすめです。18個入り。

グラホのオープン当初から、ミスター餃子と並ぶイチオシの餃子がこちら。蜂谷食品は宮城県塩竃市の餃子専門メーカー。大正13年に蒲鉾メーカーとして誕生し、餃子を作り始めて60年以上になります。伝統野菜の仙台雪菜を使った「仙台あおば餃子」で知られるメーカーですが、グラホのおすすめは定番「はちやの餃子」。野菜たっぷりでにんにくがしっかり効いている、まさに野菜を味わう餃子です。キャベツと青森県産の特別栽培にんにくをはじめ、原料の野菜は野菜ソムリエが厳選。何個でも食べられそうなほどさっぱりしているのに、スタミナがつきそうな独特の味わいです。「白山麓の糀から作ったソース＆ドレッシング」とも相性抜群です。15個入り。

東京・蒲田の「中国家庭料理　你好（ニーハオ）」は、羽根つき餃子を日本に広めた第一人者。関東では有名ですが、関西ではお目にかかる機会がなく非常に希少な餃子です。国産の豚ばら肉と白菜、長ねぎのタネを本場の伝統製法で一つ一つ手包みしており、肉厚でもちもちの皮は水餃子を彷彿とさせる作りです。実際、水餃子や鍋物の具としてもおいしいですが、一番のおすすめは焼餃子。頑丈な皮で包まれているので、焼いているあいだ、中で肉汁がグツグツと沸き立つのが聞こえますが、中身は一切もれません。いざ焼きたてにかぶりつくと、中から肉汁がぶわっと飛び出て、「あれ？小籠包？」と勘違いするほどジューシー！ 肉汁が多いので、タレというよりは塩コショウもしくは柚子胡椒をのせて召し上がれ。20個入り。

京都の「楽仙楼」は水餃子で知られる中国家庭料理の人気店。現店主のお母さんがご近所にふるまったり、自宅で作り方を教えたりしていた水餃子が評判を呼び、お店を構えることになったという逸話があります。現在も、水餃子名人のお母さんが一からお店で手作り。国産の豚バラ肉とアンデス高原豚の肩ロース、エビ、特製スープに国内産の白菜やニラを厳選して練り込んだタネを、ツルツルもちもち、肉厚の皮で一つずつ手包みしています。素材の持つ風味を最大限引き出すために、にんにくは使いません。タネには味がついているので、まずは何もつけずにそのまま召し上がれ。その後は、ぽん酢に「ゆずからりん」を少しだけ添えてどうぞ。10個入り。

おなじみZ’s MENUの肉餃子は、ネーミングの通り、お肉が主役の餃子です。４Xポークがぎっしり詰まっていて、お肉のボリューム感がたっぷり。バラ肉の配合が絶妙で、濃厚なうまみが楽しめます。餃子専門店というより、高級中華料理店の本格餃子といった趣の味わいです。1人前6個入りですが、1個でも非常に満足度が高く、3個でかなりの食べごたえがあります。製造工場では、お店さながらの手包み作業で一つずつ丁寧に手作りしています。「本山油」の香りや食感とも相性抜群。ひとさじのせて、お肉の存在感を存分にお楽しみください。